2012年3月19日月曜日

森村泰昌さま




卒展にて 「森村泰昌賞」 をいただきました

本当に、本当にうれしかったです!!



対談では時間がおして私の質問は大幅にカットされてしまい
聞きたいこともちゃんと聞けず、

美術館を周っての作品講評でもこれまた時間がないと急かされちゃって結局
ほとんど講評してもらえず、
やるせなくて一人でベンチで泣いちゃってました。


見苦しい姿をお見せしてしまい、通りかかった方々、M子ちゃん、すみませんでした。


そしてしばらく時間が経ち。
遠くの方から聞こえる受賞者発表の
最後に自分の名前が呼ばれた時、
信じられなくてまた涙がどばっと出ました。


夜の懇親会は、私もすっかりちゃっかり吹っ切れて、
森村さんに、対談では聞けなかったたくさんのお話をしていただけました。
二次会にも参加させてもらっちゃいましたm(__)m 





本当に貴重な時間。

強く逞しい映像作品、名画や歴史人に扮するセルフポートレイト作品…
昔はとてもシャイだったとお聞きしたので、
「世界中に自分の顔・姿が存在し、見られることに、「作品」ではなく「ひとりの人間」として、怖いと思ったことはないか」
と、質問してみました。
(低レベルな問いかもしれないけど、普通の人間ならきっと、私なら絶対、怖いから…)


「最初のセルフポートレイト作品は、徐々に段階をふんでそこに辿り着いたのではなく、いきなりそこに辿り着いた表現だった。『徐々に』、だったらまた違っていたかもしれない。
世界中の至る所で、知らない場所で、自分の表現している姿に対するあらゆる意見も批評も在る。
その全てに責任を持つ。
重圧はあるけれど、恐怖はないよ」


いろんな話を、丁寧に、やわらかな表情で話してくださった森村さん。


「またね、がんばってね!」
と 握手してくれた現代美術の時代を創り続ける手は、
やわらかくて少し大きい、やさしい手をしていました。


ありがとうございました!