ポーズを調整していると、
いつの間にか千手観音みたいになっていきます…
顔も、服も、足も。
この下絵は多分、この後もっとガサガサになっていくかも。
展覧会で竹内栖鳳の下絵を見た際、
何重もの線が紙にガリガリと刻まれているのに気づいて。
「一発で決められないうちは下手なやつ」と、
いつかの大人からの呪縛が頭の隅にずっとあったので、
とても勇気を貰ったんです。
「下絵、ガサガサしていいんじゃないかー!」って。
よく考えたら、下絵なんて本人以外に誰が見るんじゃい。